日々のできごと

1月 13

この間、育児プログラムの実験セッションをやりながら気がついたのだが、このごろの若いお母さんやお父さんは、子どもに家事の分担などを提案しても、子どもがいやがるとすぐにひっこめてしまうみたいだ。子どもが「ええっ」と言ったりすると、それだけで親はさっさと撤退する。「人の嫌がることはしない」という教育が徹底しているのかな。家事を分担するというのは、家族の義務だ。義務は、好きとか嫌いとか言うべき対象ではなく、引き受けるしかないものだ。むかしは鉄拳制裁をしてでも引き受けさせたのだが、それは野蛮なので、楽しく引き受けてもらう工夫をするのが、アドラー心理学の育児だ。どうもそのあたりが伝わっていない。

 学会の役員になり手がないというのも、こういう背景があるんだろうね。面倒なことは引き受けたくないんだ。しかし、そんなことをしていたら、人を不幸にするし、それがはねかえって、結局は自分自身が不幸になるだけだ。進歩的(?)な先生方が、学校教育から、いわゆる「強制」を徹底的に排除したので、ものすごいエゴイストが育ってしまっている。組織のために義務を果たすのは、組織成員の誇りなんだがなあ。学校教師自身にそういう体験がないのかもしれない。まあ、文句を言っていても仕方がないので、機会があるたびに、義務を果たすことの喜びについて話をしていこう。これは、仏教的なアイデアではなくて、神道的なアイデアじゃないかな。

http://jalsha.cside8.com/diary/2012/01/11.html

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